橋岡優輝が左足首痛 2本で跳躍終え「世界選手権へリスクは避けたい」
「陸上・木南道孝記念」(30日、ヤンマースタジアム長居)
男子走り幅跳びで東京五輪6位入賞の橋岡優輝(23)=富士通=が、左足首痛のため2本で跳躍を取りやめた。記録は7メートル76で3位に入った。
橋岡は、4月9日の日大記録会で左足首を痛めていたことを明かし「完治していないので、日本選手権への影響を考えた」と説明。今夏の世界選手権(7月、米オレゴン)を目指して、今大会で参加標準記録8メートル22を「1本目か2本目で出したかった」と言うが、感覚にズレがあり、7メートル台で断念した。5月8日のセイコーゴールデングランプリ陸上(国立競技場)への出場も「世界選手権にリスクが生まれるのを避けたい」と微妙な状況だ。
日本歴代2位の8メートル36の自己記録を持つ橋岡は、東京五輪で日本勢37年ぶりの五輪入賞を果たした。今季は、城山正太郎の日本記録8メートル40を目指しており、「そろそろ日本記録保持者になりたい。まず足首を治したい」と話していた。