黒川和樹が世界陸上参加標準ギリギリ突破Vに「危ね~」陸上・木南記念
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「陸上・木南道孝記念」(1日、ヤンマースタジアム長居)
男子400メートル障害は東京五輪代表の黒川和樹(20)=法大=が、今夏の世界選手権(7月、米オレゴン)の参加標準記録となる48秒90で優勝。ゴール直後にガッツポーズを繰り出したが、参加標準と同タイムと聞いて「危ねえ~!」と苦笑いした。
メガネにヘアバンドがトレードマークのハードラーは、48秒68の自己ベストを持つ。昨年の日本選手権で初優勝して初の五輪代表入りした。世界選手権の参加標準を目指して、今季序盤は「48秒台をずっと狙ってきたが、49秒台が続いてメンタル的にも参っていた。標準ピタリでホッとした」と胸をなで下ろした。
来週のセイコー・ゴールデングランプリ(国立競技場)では、東京五輪銀メダルのライ・ベンジャミン(米国)とも対戦する。今季は「世界選手権入賞と、アジア大会(9月、杭州)は3位以内が目標」と未完の大器は夢を掲げた。