小林陵侑“予測的中”のMVP「きっと選ばれると」北京五輪金メダル&W杯総合優勝

 優秀賞を受賞した小林陵侑(撮影・高石航平)
 最優秀賞を受賞した小林陵侑(撮影・高石航平)
 受賞者としてあいさつする小林陵侑(撮影・高石航平)
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 全日本スキー連盟は10日、2021-22シーズンに優秀な成績を収めた選手を表彰する「SNOW AWARD」を都内で開催した。北京五輪ノルディックスキー・ジャンプ男子ノーマルヒルで金メダル、ラージヒルで銀メダルを獲得し、W杯でも3季ぶり2度目の総合優勝を果たした小林陵侑(25)=土屋ホーム=が、最優秀選手賞(MVP)を受賞。「自分としてもすごくいい結果が出て、素晴らしいシーズンになった」と胸を張った。

 自身でも“予測的中”の栄誉だった。小林はまず、優秀選手賞の1人に選ばれ、壇上でのスピーチでは「最高です」とだけ手短にコメント。会場をざわつかせたが、その後、MVPに選ばれて再び登壇。「自分としても、きっと(MVPに)選ばれるんじゃないかと思って、最初のコメントは短めにした」とちゃめっ気たっぷりに笑い、「この結果に満足することなく、みなさんに元気を与えられるように(今後も)ぶっ飛んでいきたい」と力を込めた。

 日本勢24年ぶりの金メダルとなった北京五輪から3カ月。「(世間の)盛り上がりは正直落ちていると思う」と現状を冷静に見つつ、自身のYouTubeチャンネルも開設している第一人者は「もっと(競技の面白さに)引き込めると思うし、新しいファンを獲得していきたい。メダルを獲って(フィーバーが)終わらないようにしたい」と使命感を燃やした。

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