バレー石川祐希主将「もう1、2人リーダーつくりたい」日本代表合流前に心境
バレーボール男子日本代表のエース、石川祐希(26)=ミラノ=が11日、イタリア1部リーグでの今シーズンを終え、オンラインで取材に応じた。自身7季目で過去最高となるプレーオフ準々決勝まで進んだものの、目標としていた4強には一歩届かず「一言で表現すると、過去一悔しいシーズンだった。僕自身のパフォーマンスも仕上げられていたと思うので、勝てなかったのが悔しい」と振り返った。
来週からは日本代表に参加する。昨年からは主将を務め、名実ともに支柱となっている石川だが、チーム合流を前に「僕はプレーもメンタルも支えるが、僕だけじゃなく、他のメインとなる選手にもチームを引っ張ってもらえるアプローチをしたい。リーダーを(自分以外に)もう1、2人つくりたいと思いながら代表に合流したい」と考えを明かした。
「(これまでは)代表で僕がチームを引っ張っていたとは思うが、メンタル的な部分であと1、2人(柱が)いると違うんじゃないかと。チームが安定すると思うので。五輪の予選は日程がハードスケジュールなので、何人かリーダーシップを取っていけないと難しい」と語った。
24年パリ五輪に向けた出場権争いは、より厳しい戦いになる。「どの試合も全てはパリにつながっていると思ってやっていきたい」と緊張感をにじませた。