玉鷲 57年ぶり同一横綱から3場所連続金星 照ノ富士秒殺!鉄人連日の偉業

 「大相撲春場所・6日目」(13日、両国国技館)

 平幕玉鷲が横綱照ノ富士を押し出しで破り、3場所連続の金星を挙げた。同じ横綱からの3場所連続金星は昭和以降5人目で、1965年の大豪以来57年ぶりの快挙。自身の持つ平成以降の最年長金星記録も37歳5カ月に更新した。

 鉄人が止まらない。玉鷲は立ち合いで照ノ富士の右の張り手をもらったが「来ると思っていた」と意にも介さず。強烈な右おっつけと左のど輪で攻め立て、わずか2秒の電車道で巨漢を沈めた。

 同じ横綱から3場所連続の金星は57年ぶり。「よかったです。勝ったのは信じられないところもある。うれしいと信じられない二つですね」と喜んだ。

 好調の要因は支えてくれる家族の存在。初優勝を果たした19年初場所の千秋楽に誕生した次男ももう3歳。長男は今春小学校に入学した。玉鷲は「相撲が分かるようになってきている。勝ったか負けたかいつも聞いてくれて『よかった』とか言ってくれる」と笑顔。息子2人に六つ目の金星を届け、「すごくうれしいですね」と子煩悩を全開にした。

 初土俵から無休。前日は歴代単独4位の1426回連続出場に達した。佐渡ケ嶽審判部長(元関脇琴ノ若)も「本当に年を感じさせない。若手に見習ってほしい」と絶賛した。

 前日、御嶽海撃破に続く殊勲で5勝1敗と絶好調の37歳。7日目、大関貴景勝戦へ「自分の相撲を取っていきたい」と気合を入れた。初優勝時は右手に賜杯、左手に長男を抱いた。今度は次男も-。2度目の賜杯へ、パパは星を積み重ねていく。

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