ボクシング・銅メダルの並木、パリ五輪へ前向き「今は気持ちが入ってきている」

 東京五輪ボクシング女子フライ級銅メダリストの並木月海(23)=自衛隊=が15日、東京・墨田区総合体育館で行われた「すみだボクシング祭り2022」に参加し、パリ五輪を目指すことに前向きな姿勢を示した。

 パリ五輪出場を明言していなかった並木は、この日のトークイベントで今後について問われると、「一度も納得した試合をしたことがないので、納得する一回でも試合をしてみたいのが大きい。それがパリなのか、世界選手権なのか、何の大会なのかはわからないですけど。結果ではなく内容ですね」と返答。プロ転向については「今のところはないです」と否定した。

 その後は報道陣の取材に対応。日本代表として出場予定の杭州アジア大会が延期となったが「(東京)オリンピックもそうでしたけど、コロナ禍とかいろんな面でどうにもできないこともある。そういう面ではあまり気にしていない。次に切り替えてしっかりやっているので、練習が落ちているとかもない」と話し、6月に予定されているカザフスタンでの国際大会を直近の目標に挙げた。

 現在、トルコ・イスタンブールでパリ五輪へ向けた階級区分での世界選手権が開催中で、「そういうところでいろんな選手を見ていて、自分自身どこの階級でどうとかちょっと想像できるようになった」といい、「東京オリンピック終わった直後はまったく考えられなかったんですけど、今は次にというところでスタートが切れている。今は気持ちが入ってきていると感じています」と、パリ五輪を意識。世界選手権には東京五輪に出場した選手も参戦しており、「刺激になりますね、この選手はこの階級で出ているんだとか。同じオリンピックに出場した選手に負けたくない気持ちも感じたので、一つ一つ頑張っていきたい」と意欲を口にした。

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