橋本大輝 鉄棒2度落下も薄氷連覇 世界選手権へ「今後の経験になった」

 「体操・NHK杯」(15日、東京体育館)

 男子が行われ、既に代表に内定していた東京五輪2冠の橋本大輝(20)=順大=が257・793点で2連覇。2位は神本雄也(27)=コナミスポーツ=で3年ぶりの代表に決まった。

 橋本は終わってみれば薄氷の連覇となった。調整ミスから「膝以外の関節が全部痛い」と満身創痍の状態。あん馬の落下もありながら、2位との点差をキープして最終種目の鉄棒に挑んだものの、終盤の離れ技コスミックでまさかの2度落下をした。

 「疲労が全体的に影響した。ふがいない。勝ち取ったというより(全日本の得点差で)逃げ切った感じ」と苦笑いで振り返った。今秋の世界選手権に向け「今後の経験になった」と前を向いた。

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