空手・植草歩が復帰戦V 東京五輪から9カ月ぶり公式戦 一時は引退検討も「戻ってきてよかった」
東京五輪の空手女子61キロ超級代表の植草歩(JAL)が15日にモロッコ・ラバトで開催されたプレミアリーグ女子68キロ超級で五輪後初の公式戦に臨み、金メダルを獲得した。
自身のSNSで「オリンピック後9ヶ月ぶりの復帰戦、優勝することができました。2年9ヶ月ぶりに金メダルを取ることができました。私にとってこの金メダルは深い意味のあるものになりました。私は一人じゃなかった。心配だったけど、新しい世界が見えた。だから、また戻ってきてよかった」と、綴った。
植草は16年世界選手権を制し、全日本は15~18年に4連覇を果たした実力者。昨夏の東京五輪では1次リーグ敗退に終わった。今年1月に「目標を失い引退することも考えました。ですが、次の世界選手権(2023年)でもう一度優勝することにチャレンジすることを決めました」と、現役続行を表明していた。
植草は今後、6月11、12日に開催される全日本体重別選手権(高崎)への出場も予定している。