三浦龍司 専門外5000Mで全体トップで決勝進出「引っ張ることができた」 関東インカレ

 「陸上・関東学生対校選手権」(20日、国立競技場)

 男子1部の5000メートル予選が行われ、東京五輪3000メートル障害7位入賞の三浦龍司(20)=順大=が13分51秒90で1組1着の全体1位となり、22日の決勝に進んだ。

 専門外の5000メートルでも好走した。三浦はスタート直後から先頭でレースをけん引。3000メートルで一度先頭を譲り、残り1周では先頭集団が混戦状態になったが、最後は前に一気に出ると、後続を大きく引き離してゴールした。

 レースを終え、「引っ張ることができたのでムラなく走れた」とうなずいた。今季は専門の3000メートル障害に加え、1500メートルや5000メートルでスピードや持久力を試しており、「総合的な3000メートル障害に生かすのが狙い」と話す。

 三浦は3000メートル障害で、6月の日本選手権(大阪)で3位以内に入れば、7月の世界選手権(米オレゴン州)に決まる。「日本選手権は世界選手権をとりにいくのと、記録も狙いたい。世界選手権ではオリンピック後初の海外レースになるので、違う緊張感もある。上位入賞を目指していきたい」と意気込んだ。

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