体操・土井陵輔は個人総合3位 ハード日程に収穫「つらい試合も想定しないといけない」
「体操・東日本学生選手権」(21日、高崎アリーナ)
今年の世界選手権(10月開幕、英リバプール)代表の土井陵輔(20)=日体大=は、個人総合で合計83・450点で3位だった。
NHK杯で世界切符を獲得してから1週間。得意の床運動で最後の着地をミスするなど、演技をそろえられなかった。土井は「言い訳にしかならないけど、疲労がうまく抜けない状態で、大きいミスばかりしてふがいない結果」と肩を落とした。
ハードな日程だからこその収穫もある。土井はNHK杯を15日に終えたため、17日の練習を休もうとしたが、日体大の白井健三コーチからは「世界戦はもっとぎゅうぎゅうな日程がある。早めに代表になったからそういう練習も必要だよ」と声をかけられた。世界と戦うために、練習参加を決め、苦しい中で今大会へ調整した。
「こういうつらい試合もあると想定して臨まないといけないこともこれから先あると思う」と土井。「どれだけぎゅうぎゅうの日程でもいかに自分の演技ができるかが課題」と、収穫を語った。