照ノ富士が3場所ぶり7度目賜杯 一人横綱の意地さく裂「横綱になった以上成績残さないと」

 照ノ富士が寄り切りで御嶽海を下して優勝を決める(撮影・堀内翔)
 照ノ富士が御嶽海(左)を下して優勝を決める(撮影・堀内翔)
 御嶽海(右)を寄り切りで下し、優勝を決めた照ノ富士(撮影・伊藤笙子)
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 「大相撲夏場所・千秋楽」(22日、両国国技館)

 横綱照ノ富士(伊勢ケ浜)が大関御嶽海(出羽海)を寄り切りで下し、12勝3敗で3場所ぶり7度目の賜杯を獲得した。

 休場明けの場所となった照ノ富士は、8日目までに3敗を喫する苦しい戦いだったが、9日目以降は7連勝で一人横綱の意地をさく裂させた。場内インタビューでは「まあ、やっと終わったなという感じです。いつもより長く感じた。本当に15日間全部取り組むつもりでいた。結果的によかったなと思います。場所前にちょっと焦りもあった。途中から徐々によくなったんでよかったです。横綱になった以上は成績残さないといけないと考えてやっている。先場所の悔しい思いをぶつけるつもりでやっていた」と、喜びをかみしめた。

 3敗で首位で並んでいた平幕の隆の勝(常盤山)は4敗の平幕佐田の海(境川)を相手に抱えて前に出たが、すくい投げ逆転され、痛恨の4敗目を喫した。

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