三浦龍司 残り250mで鮮やかV「射程距離だった」 男子5000m決勝
「陸上・関東学生対校選手権」(22日、国立競技場)
男子1部の5000メートル決勝が行われ、昨夏の東京五輪3000メートル障害で7位入賞した三浦龍司(20)=順大=が13分42秒35で優勝した。男子1部の400メートル障害決勝は、東京五輪代表の黒川和樹(20)=法大=が49秒22で2連覇。黒川は男子1部の1600メートルリレー決勝でも2走を務め、法大の2位に貢献した。
男子5000メートルは、高い適応力を見せつけた。先頭でレースをけん引した三浦は、残り2周で松永伶(法大)に一度大きく引き離されたが、残り250メートルで鮮やかに抜き返した。「射程距離だった。大学で一番伸びたのはスピード。ギアの段数が増えた」と胸を張った。6月の日本選手権(大阪)の3000メートル障害で上位3位に入れば世界選手権(米オレゴン州)の出場が決まる。「追われる立場」と慢心はない。