フィギュアスケート、年齢制限引き上げに日本は賛成の意向 伊東委員長が明かす
日本スケート連盟の伊東秀仁フィギュア委員長が25日、都内で取材に応じた。北京五輪に出場したフィギュア女子のワリエワ(ROC)のドーピング問題などで議論となった、シニア大会の年齢制限引き上げについて、日本は賛成する意向を示した。
国際スケート連盟(ISU)総会(6月5~10日)で、現在の15歳から17歳へ年齢制限の引き上げについて議論がなされる方針。仮に今季から「17歳」が制限となった場合、伊東委員長は「15歳で(3月の)世界選手権に出た子たちが、1年空白になってしまう」と説明。「段階的に上げる案の方が、世界的に(今)15歳の子が救われる」とし、段階的な引き上げ案に「賛成したい」と話した。
また、女子選手がけがなどを理由に若くして競技の一戦から退く現状に「五輪があったから(年齢制限を)上げるのではなく、前々から上げる話がISUでは出ていた。それがより具体的になったということ」とも説明した。