藤沢五月の会心5点ショットでロコ5勝目「チームで決めた」気鋭の北海道銀行に完勝

 ショットを決め、笑顔を浮かべるロコ・ソラーレ藤沢五月=(C)JCA IDE
 投げ手に合図を送るロコ・ソラーレの藤沢五月=(C)JCA IDE
 ショットの行く先を見つめる吉田知那美=(C)JCA IDE
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 「カーリング・日本選手権」(26日、アドヴィックス常呂カーリングホール)

 女子1次リーグが行われ、北京五輪で銀メダルを獲得し、2大会ぶりの優勝を狙うロコ・ソラーレは北海道銀行を10-4で破り、通算5勝1敗とした。前日はフォルティウスに今大会初黒星を喫したものの、連敗は回避。上位4チームによるプレーオフ進出に前進した。

 ロコ・ソラーレは、この試合前の時点で5勝1敗と今大会の“台風の目”になりつつある気鋭の若手チームに快勝した。前半からリードを保った展開で推移し、5-4で迎えた後攻の第7エンド。複数点のチャンスをつかむと、相手の最終ショットが中心に最も近いナンバーワンに飛び込んできたものの、スキップ藤沢五月(31)は最終投で落ち着いて相手ストーンだけをはじき出し一挙5点を奪った。このスーパーショットで、相手は負けを認めるコンシードとなった。

 藤沢は「このエンドはチャンスだと。これを生かさないといけないと考えて、時間をかけてショットの選択に(時間を)取っていいとチームとしても感じていた」と振り返り、「私の最後のショットは、その前のエンドで同じショットを(鈴木)夕湖も投げたし、ちな(吉田知那美)も投げて、私も投げていて(同じイメージを)持っていたので、あれはチームで決めたショットだった」と会心の手応えを明かした。

 前日はミスもあって前回王者のフォルティウスに敗れたが、1日でしっかり修正してきた。「昨日はチャンスで点を取れなかったが、今日はチャンスでしっかり点を取れたのが成長点。私も最後に決め切れて5点取れたのは、チームとして昨日の反省が生かされているいいゲームだったんじゃないか」とうなずいた。

 18時からはフィロシーク青森と対戦する。今大会は9チームで争われ、上位4チームがプレーオフに進出する。

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