相撲協会、出稽古解禁6月から コロナで一昨年春以来

 日本相撲協会は26日、東京・両国国技館で理事会を開き、各部屋間を行き来する出稽古を6月6日から22日まで解禁すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大により、出稽古は2020年3月の春場所前を最後に自粛されていた。20年10月から国技館内で一定期間行ってきた合同稽古は実施しない。

 出稽古再開については、横綱審議委員会などが要望。師匠間の合意と協会への報告が条件で、出向く力士は前日にPCR検査で陰性確認が求められる。その後も定期的に抗原検査を受ける必要があり、芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「制約の中での出稽古になる」と話した。

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