羽生結弦、北京五輪以来96日ぶりの舞い 軽やかに4回転トーループにキレキレダンス FOI開演
フィギュアスケートのアイスショー「ファンタジー・オン・アイス」が27日、千葉市の幕張メッセで開演した。男子で五輪2連覇の羽生結弦(27)=ANA=が北京五輪のエキシビション以来、96日ぶりに氷上での舞いを披露した。
黒を基調にした衣装で登場した羽生は、早々に4回転トーループを着氷。集まったファンを両手であおるしぐさも見せた。生演奏されるスガシカオの「午後のパレード」を口ずさみながら、全身でキレキレのダンスを披露した。
コロナ禍の影響もあり、3年ぶりに開催された「ファンタジー・オン・アイス」。ショーの公式ツイッターでは「こんにちは、羽生結弦です。皆さんすごく楽しみにして下さっていると思います。僕も全力で頑張りますので、ぜひぜひ、めちゃくちゃ、楽しみにしてくださ~い!」と呼びかけていた。
羽生は14年ソチ五輪、18年平昌五輪を2連覇。2月の北京五輪は4位で、フリーでは4回転半ジャンプ(クワッドアクセル)に挑戦し、世界で初めて初認定された。3月の世界選手権(モンペリエ)は、北京五輪中に受傷した右足関節の捻挫のために欠場。北京五輪以来の公の場だった。
アイスショー「ファンタジー・オン・アイス」は、幕張での3公演後、名古屋、神戸、静岡会場でも公演を開催。羽生は全公演に出演を予定している。