比江島慎17得点で宇都宮5季ぶりV王手 「切り替えて」一気に王座奪還狙う
「バスケットボール・Bリーグ1部・チャンピオンシップ・決勝第1戦、宇都宮80-61琉球」(28日、東京体育館)
宇都宮が琉球に80-61で先勝し、5季ぶり王座奪還に王手をかけた。エースの比江島慎(31)が17得点と活躍し第4Qに逆転。最後は攻め勝ち19点差を付けた。2戦先勝方式の頂上決戦。29日の第2戦で宇都宮が勝てば2回目の優勝が決まる。
比江島がエースの仕事を果たした。54-56とリードを許し迎えた第4Q。開始早々、果敢に決めたゴールは相手ファウルを誘いバスケットカウント。フリースローも沈め、“3点”プレーで逆転。流れを引き寄せ、大きな1勝をもぎ取った。
計17得点の大暴れ。「チームが我慢してつないでくれた。大事な場面が自分の時間帯だと思っている。いいプレーができた」と終盤の猛攻に胸を張った。
昨季は千葉との決勝で初戦を落とした。最終戦まで持ち込んだが最後は相手の勢いにのまれて準V。それだけに、第1戦を重要視していた比江島。「初戦が大事だと思っていた。とれてよかった」と安どの表情を見せた。
「ファイナルは独特な緊張感。明日は新しいゲームと思って、切り替えていきたい」。一気に5季ぶり王座奪還を狙う。