早大駅伝部に花田勝彦氏が就任「強豪校と互角に渡り合えるチームを」箱根総合Vも経験
早大は30日、競走部の駅伝監督に五輪に2度の出場経験を持つ花田勝彦氏(50)が就任すると発表した。6月1日付け。前任の相楽豊氏は引き続きチーム戦略アドバイザー(Team Strategy Advisor)として指導を続けるという。
花田氏は大学を通じ「母校であり、伝統ある競走部の指導に携われることは非常に光栄です」とコメント。「ここ数年、箱根駅伝など大学駅伝では苦戦していますので、強豪校と互角に渡り合えるチームを作りたいです。その上で、早稲田の使命でもある『世界を舞台に活躍する』選手を育成したいと考えております」と抱負をつづった。「また競技だけでなく文武両道を実践して、卒業後も社会人として活躍できる人材を輩出できるよう取り組んでいきます」ともコメントした。
花田氏は滋賀県出身で1994年早大を卒業。93年の箱根駅伝では4区区間新記録の快走で総合優勝に貢献した。エスビー食品に入社後、96年アトランタ五輪に1万メートルで、2000年シドニー五輪に5000メートルと1万メートルで出場。引退後は指導者となり、GMOインターネットグループで監督を務めていた。