早大競走部・花田勝彦駅伝監督が就任会見「日本を代表する選手を育成する」
早大競走部は1日、花田勝彦氏が駅伝監督に就任したことを受け、早大の大隈会館で記者会見を行った。花田新監督は「非常に光栄に思っています。OB・OG、多くの早稲田ファンがいますので、みなさんの期待に応えられるようなチーム作りをしたい」と意気込んだ。
花田監督は04年から16年まで上武大の駅伝部監督、16年から今年までは、GMOインターネットグループのアスリーツ監督を務めた経歴を持つ。監督就任のきっかけは、恩師の瀬古利彦氏に前職の退任の報告をした際、「相楽監督が指導で苦労している。もし時間があるんだったら、私と一緒に練習でも見に行かないか」と提案を受けたこと。練習を見学し、本格的に監督就任の話が進んだという。
短期的な目標については、「今駅伝、特に箱根駅伝では上位校と離されている。強豪校と競えるチーム作りをしたい」と宣言。一方で「駅伝の優勝を目指さなければいけないと思ってますけど、私の中では個人をしっかり育てることもすごく大事に考えています。これから日本を代表するような選手を育成することが大事。日本代表を出すような基礎作り、個人の能力を伸ばすような指導、チーム作りをしていきたい」とも話した。
前監督の相楽豊氏は、チーム戦略アドバイザーとしてチームに残り、引き続き指導に関わっていく。相楽氏は「17年間このチームに携わってきています。その経験値を含めて、花田監督と協議をしながら、2人で引き続き、令和版の強くて魅力がある早稲田大学競走部を作るのにまた貢献していきたい」と意気込んだ。