本多灯「一発ジャブ食らわしてやりたい」打倒!世界記録保持者ミラクへ
競泳男子で東京五輪200メートルバタフライ銀メダルの本多灯(日大)が2日、オンラインで取材に応じた。18日に開幕する世界選手権(ブダペスト)へ向けて、同種目世界記録保持者のクリシュトフ・ミラク(ハンガリー)に「一発ジャブを食らわせてやりたい」と目標を掲げた。
東京五輪の同種目では、銀メダルを獲得した本多に対して、ミラクは五輪新記録で優勝。差を見せつけられ、世界選手権ではリベンジに燃えている。「どこまで食らいついていけるか。何があるか分からないのがレース。金メダルも0(%)じゃない。勝てたら勝ってやるという気持ちでいきたい」と語った。
大一番へ向け、調子は上々。5月15日に出場した神奈川県相模原市の大会では、同種目で自身の五輪銀タイムを超える1分53秒53で優勝した。現在は国立科学センター(JISS)で合宿を行い、さらなる強化に励んでいる。「スピードもでている。どれぐらい(タイムが)でるか期待しているところもある」と充実した表情を見せた。
最大の目標は24年パリ五輪での金メダル獲得。ミラクはいつか超えなければいけない壁だ。本多は「去年は(金メダルを)獲れたらいいなという甘い気持ちがあった。パリでは世界記録を出せるように力をつけたい。その手前のハンガリーでミラクに一発『こいつすげぇな』と思わせたい」と力を込めた。