陸上、山縣の本格復帰は来季に 100メートル記録保持者

 陸上男子100メートルの日本記録保持者で、9日開幕の日本選手権を欠場する山縣亮太(29)=セイコー=が2日、オンラインで取材対応し「(昨年10月に手術した)右膝をしっかり治して、動きも良くして、2023年シーズンから本格的に実戦復帰していきたい」と展望を語った。

 当初は今季の復帰を描いたが、さらなる高みを目指す中で「患部だけではなく、長年染みついた動きの癖や機能の根本的な改善をしたい」との思いを優先。日本選手権欠場も「残念だが、今時間を取ることで来年の世界陸上(ブダペスト)、再来年の(パリ)五輪で大きいチャンスが巡ってくる期待感がある」と前向きに捉えた。

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