元稀勢の里「茨城から横綱を」 二所ノ関部屋が部屋開き

 大相撲の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)が率いる二所ノ関部屋が5日、茨城県阿見町で部屋開きを行った。故郷の同県牛久市との境でスタートした35歳の師匠は「この地から強い力士を出して、将来的には横綱、大関を輩出するのが私の夢」と力強く抱負を述べた。

 部屋は約6千平方メートルもの広大な土地に新築。稽古場は土俵を2面つくり、屋外にはバスケットボールができるスペースを設けた。既存の相撲部屋の常識にとらわれないこだわりを感じさせ、地域交流や相撲普及など幅広い構想があるという。

 二所ノ関親方は「部屋ができたことをきっかけに『相撲どころ茨城』にしていきたい」と意気込む。

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