柔道 延期のアジア大会代表、代替大会3位以内で講道館杯免除 大野将平、ウルフら

 全日本柔道連盟(全柔連)は8日、理事会を開催し、強化システムに関する規程の改定を承認した。今年9月に開催予定で、新型コロナウイルスの影響で延期が決まった杭州アジア大会(中国)代表に選ばれていた14人について、代替として派遣される国際大会で3位以内となれば、23年の世界選手権代表第1次選考会となる講道館杯・全日本体重別選手権(千葉ポートアリーナ)への出場が免除となることが決まった。

 24年パリ五輪代表選考のスタートとなる今年、10月の世界選手権(タシケント)の代表選手は講道館杯には出場せず、12月のグランドスラム東京大会(東京体育館)に出場できる。アジア大会代表もメダルを獲得すれば免除となるはずだったが、大会が延期となったため、対応が急務となっていた。

 オンラインで取材に応じた全柔連の高山健事務局長によれば、アジア大会の代替として10月頃にアジア選手権が開催される可能性があり、この大会でメダルを取れば同等の資格を得られる。ただ、現時点で開催が正式に決まっていないため、アジア大会代表が代替として海外派遣される6~7月のGSトビリシ大会、GSウランバートル大会、GSブダペスト大会、グランプリ・ザグレブ大会において3位以内となった場合も、講道館杯を免除されることになった。

 今年のアジア大会代表には、けが等で4月の全日本選抜体重別選手権を欠場した東京五輪金メダリストの大野将平(旭化成)、ウルフ・アロン(了徳寺大職)、素根輝(パーク24)らが選ばれている。

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