元日本記録保持者の桐生祥秀はぎりぎり決勝進出 タイム上位2人目で薄氷「恥ずかしいけどホッと」

 男子100m準決勝1組を制した小池祐貴(中央)と桐生祥秀(右)=撮影・北村雅宏
 決勝進出を決めた小池祐貴(中央)。左は2着の坂井隆一郎、右は4着の桐生祥秀
 準決勝を走り終えた桐生祥秀(右)と小池祐貴
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 「陸上・日本選手権」(9日、ヤンマースタジアム長居)

 男子100メートル準決勝が行われ、元日本記録保持者の桐生祥秀(26)=日本生命=は10秒24で1組4位となり、着順での決勝進出はならなかったが、タイム上位2人目に踏みとどまり、決勝進出が決まった。

 今季4月の出雲陸上後は右太もも裏の違和感で戦線から離れていた桐生はやや苦しい走りとなり、し烈な3位争いに敗れた。ただ、残り2組の3位のタイムが10秒24を上回ることはなく、なんとかファイナルへの道が開けた。

 レース後、桐生は「ぎりぎり通って、こうなると思ってなかった。恥ずかしいけど、ホッとしてます。待ってる時は(10秒)24以下で走らないでくれと願っていた」と、率直な思いを吐露した。

 決勝では2レーンを走る。「気持ちの駄目な部分が出た。試合勘が取り戻せなくて、予選もだらだら走ってた。2カ月前と何が違うのか考えながら夜を過ごしたい。今の走りで上位を狙うなら思い切って何かを考えないといけない」と、2年ぶりの優勝がかかるファイナルの舞台を見据えた。

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