ISU新会長のキム氏 年齢制限引き上げは「アスリートにとって最善」就任会見で
国際スケート連盟(ISU)は10日、タイのプーケットで総会を開き、キム・ジェヨル氏(韓国)が新会長に就任した。ISU会長にアジアから選出されるのは初めて。キム氏はオンラインで会見を開き「会長を務めることを非常に光栄に思う」とあいさつした。
2月の北京五輪で発覚した、当時15歳のワリエワ(ロシア)のドーピング問題の進捗(しんちょく)状況についての問いには「それは進行中」と明言せず。
今総会では、選手の出場年齢制限を15歳から17歳へと段階的に引き上げることが決まっており「鍵となる決定の1つ」と表現した。
年齢制限引き上げの決定後には、98年長野五輪女子フィギュアで史上最年少15歳で金メダルを獲得したタラ・リピンスキー氏(米国)が自身のインスタグラムに「このルールでどう選手を守るのか」などの批判を記載したが、キム氏は「アスリートにとって、年齢を引き上げることが、最善であると決定した」ときっぱりと話した。