元日本記録保持者の桐生祥秀は伸びず10秒27で6位 葛藤吐露「ほんとに優勝したいのか」

 男子100メートル決勝 10秒08で優勝したサニブラウン・ハキーム(左端)。右端は6位の桐生祥秀
 男子100メートル決勝で力走する桐生祥秀(撮影・北村雅宏)
 男子100メートル決勝で力走する桐生祥秀
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 「陸上・日本選手権」(10日、ヤンマースタジアム長居)

 男子100メートル決勝が行われ、元日本記録保持者の桐生祥秀(26)=日本生命=は10秒27(追い風1・1メートル)で6位に終わった。

 今季4月の出雲陸上後は右太もも裏の違和感で戦線から離れていた桐生は準決勝1組で10秒24の4位となり、タイム順上位2人目のギリギリで決勝に進出。調子がやや上がらない中、2レーンから2年ぶりの頂点を狙ったが、不発に終わった。レース後は「東京五輪が終わって充電というか、何をやりたいのかあまり分からないままシーズンインしていた。準決勝が終わって、優勝したいけど、ほんとにしたいのかあいまいだった。プロとしてお金をもらっている以上は、多く試合に出ていかないといけない」と話し、さらに自身のツイッターを更新。「勝ちたい、勝たないといけない 全く違うのは気持ちではわかってるはずなのに」と、葛藤を吐露した。

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