日本代表候補中心のエマージング・ブロッサムズ快勝 先制トライSO田村「やってきたことが出せた」
「ラグビー・チャリティーマッチ、エマージング・ブロッサムズ31-12トンガ・サムライフィフティーン」(11日、秩父宮ラグビー場)
海底火山の噴火と津波の被害を受けたトンガの復興を支援する慈善試合が行われ、日本代表候補らで構成されたエマージング・ブロッサムズが5トライを挙げ、リーグワンのトンガ出身選手が主体のトンガ・サムライフィフティーンに快勝した。
前半8分にスイッチパスを受けて外から切れ込んだSO田村が右中間に先制トライ(ゴール)。一度は同点に追い付かれたが、同26分に敵ゴールライン付近のラックで相手のスキを見逃さず、SH茂野がインゴールで相手ボールを押さえてトライを奪い、勝ち越しに成功した。さらに同36分には左サイドでモールの横を突いたフッカー掘越が左中間にトライを挙げ、17-7とリードを広げた。
後半に入っても攻め手を緩めず、同3分にWTB竹山が右スミにトライ(ゴール)。その後1トライを返されたが、同34分にナンバー8タタフが個人技でタックルを引きずりながらトライ(ゴール)を挙げ、ダメ押しした。
主将の田村は「プランを遂行して、大ざっぱなところは僕もミスしましたけど、ずるずる引きずらず、やってきたことが出せた。ここからチームを加速させるというか。また来週試合ができるのが楽しみ」と手応え。堀川ヘッドコーチも「自分たちがやろうとしたラグビー、ディフェンスであったり、そういった基本的なプロセスのところが80分を通してしっかりできていた。1戦目としては非常に満足のいく試合」と評価した。