主将・田村優率いるチーム5トライを挙げ快勝 「また試合できるのが楽しみ」
「ラグビー・チャリティーマッチ、エマージング・ブロッサムズ31-12トンガ・サムライフィフティーン」(11日、秩父宮ラグビー場)
海底火山の噴火と津波の被害を受けたトンガの復興を支援する慈善試合が行われ、日本代表候補らで構成されたエマージング・ブロッサムズが5トライを挙げ、リーグワンのトンガ出身選手主体のトンガ・サムライフィフティーンに快勝した。
主将を務めたSO田村優(33)=横浜=が、前半8分にスイッチパスを受けて外から切れ込み、右中間に先制トライ。流れを呼び込み「やってきたことが出せた」と納得の表情を見せた。
19年W杯日本代表の主力。若手中心の代表候補に、豊富な経験を還元中だ。この日はトライを挙げたWTB竹山晃暉(25)=埼玉=ら代表キャップなしの面々が躍動。堀川隆延ヘッドコーチは「優がしっかりチームを作ってくれたおかげ」と称賛した。
18日はウルグアイ戦(秩父宮)。「ここからチームを加速させるというか。また来週試合ができるのが楽しみ」と田村。その先に、代表本メンバー復帰が待っている。