高木美帆が現役続行正式表明「ヨハンと続けたい」NT外れ、デビット前NTコーチと個人で活動

 スピードスケート女子で、今年2月の北京五輪では金1つ、銀3つの計4つのメダルを獲得した高木美帆(28)=日体大職=が16日、都内で会見し、正式に現役続行を表明。また、今後はナショナルチーム(NT)から外れ、昨季限りでNTのヘッドコーチを退任したヨハン・デビット氏とともに個人として活動していくことを発表した。

 「4月から2カ月間これからどうしていくのかを考えてきた。体制が固まり、ご報告できる状況になった」とした上で「今年からナショナルチームではなく、個別でヨハンと活動していくことを決めました」と明かした。「考えていく中で、最後に出てくるのはヨハンと一緒にまだ続けたいという気持ちだった。北京五輪でやりきったと感じる中でスケートを続ける意味を考えた時に、ヨハンと続けたいということが大きかった」と、説明した。「北京を区切りにして、1度外に出てもいいのかなと考えた。将来的にNTと他のチームが切磋琢磨して、日本のスケート界が活性化していく未来があれば」と、見据えた。

 7年間に渡りNTで指導したヨハン・デビットコーチもオンラインで会見に参加。「高木美帆選手とやっていけることをうれしく思います。彼女は特別な存在。コーチ人生を懸けて、一緒にチャレンジできる選手。彼女が最後のストロークを滑るまでコーチでいたい。世界で1番強いチームを作りたい」と、意気込みを示した。

 拠点は定めず、当面は日本とオランダを行き来しながら、新シーズンに向けた準備に入る。「ミラノ(五輪)よりもスケートを続けたい気持ちを大切にしたい。1年1年の積み重ねだと思う」と、今後の競技人生を思い描いた。

 高木美は五輪でこれまで金メダル2つを含む7つのメダルを獲得。平昌五輪で2つの金メダルを獲得した姉の菜那は4月に現役を引退した。

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