東京パラ難民選手、児童と交流 昨年は断念した対面果たす
昨年の東京パラリンピックで難民選手団の一員として競泳男子に出場したシリア出身のイブラヒム・フセイン選手(33)が17日、難民選手団のホストタウンだった東京都文京区の区立窪町小学校を訪問した。新型コロナウイルス禍で昨年は見送られた児童たちとの直接対面を果たし「本当に幸せ。次世代の方にお話しできることは大切なこと」と熱心に交流した。
昨年の大会前には、文京区の小学生らから難民選手団へ激励のメッセージなどが入った約1万個の青い紙飛行機が贈られた。この日集まった6年生約120人の中にも紙飛行機をつくった児童がおり、フセイン選手は「お返ししたかった」と感謝した。