ASソロ・乾友紀子 気迫の脚技披露!予選首位通過 日本初のソロ種目金へ
「水泳・世界選手権・アーティスティックスイミング・予選」(17日、ブダペスト)
水泳の世界選手権は18日にブダペストで幕を開ける。17日は開幕に先立ってアーティスティックスイミング(AS)の予選が始まり、ソロ・テクニカルルーティン(TR)は乾友紀子(井村ク)が91・9189点のトップで18日の決勝に進んだ。今年の世界選手権は当初、5月に福岡大会が予定されていたが、新型コロナウイルスの影響で来年7月に延期。代わりにブダペスト大会の開催が決まった。
ASのソロTR予選で乾は新型コロナウイルス禍で無観客が多く、なかなか望めなかった客席からの歓声を受け「やっぱりここが好き」と喜びとともに舞った。太陽光が降り注ぐ屋外プールで、鍛え抜いた脚技は迫力があり「入り込んで泳げた」と首位通過。日本勢初のソロ種目金メダルへ、期待が高まった。今大会はロシアの選手が除外され、頂点に立つチャンス。昨夏の東京五輪後、ソロ中心の練習をしてきた31歳の日本の第一人者は「結果と成果を出すしかない。自分の力を出す」と気持ちを高ぶらせた。