森ひかる「第二のトランポリン人生が始まった」最下位も世界切符獲得、東京五輪予選敗退から再出発
「トランポリン・世界選手権代表最終選考会」(18日、東京体育館)
世界選手権(11月、ブルガリア・ソフィア)代表をかけて女子決勝が行われた。19年世界女王で東京五輪代表の森ひかる(22)=TOKIOインカラミ=が89・030点で8人中8位となったが、第1次選考会の持ち点により、世界選手権代表に決まった。
森は予選1位だったが、決勝ではバランスを崩して演技を通しきることができなかった。世界切符は獲得したが、「悔しいです」と苦笑い。「乱れた時に立て直しきれない」と反省した。
東京五輪ではまさかの予選敗退に涙した。人生初のアルバイトを経験して将来を模索する中で、競技を続けることを決めた。それだけに「今までの自分とは違う。第一のトランポリン人生が終わって、第二のトランポリン人生が始まった」と気持ちは新ただ。
世界選手権に向けては、「世界一をもう一度取りにいくぐらい強い気持ちで練習したい」と闘志を燃やす。「初心は大事だと思う。しっかり練習を積んで完璧にしたい」と、再起の舞台へ意気込んだ。