競泳・瀬戸が6位 1位と約6秒差「パリまでかなり努力しないと勝てない」本田は7位
「競泳・世界選手権」(18日、ブダペスト)
男子400メートル個人メドレー決勝が行われ、東京五輪代表の瀬戸大也(TEAM DAIYA)は4分11秒93で6位だった。同200メートルバタフライで銀メダルの本多灯(日大)は4分12秒12で7位に入った。優勝は20歳のレオン・マルシャン(フランス)で、4分4秒28の世界記録に迫る好タイムだった。
瀬戸は第一泳法のバタフライで4位につけたが、「うまく泳げなかった。背泳ぎも沈んでる感じがした」と失速。先頭集団からどんどん引き離された。「これが今の現状。パリまでかなり一生懸命努力しないと勝てないと思う」と語った。
昨夏の東京五輪は金候補と言われながら、まさかの予選落ち。復調を求めて3月から、16年リオデジャネイロ五輪女子200メートル平泳ぎ金メダルの金藤理絵さんを導いた加藤健志コーチに師事した。「金メダルのために生きる覚悟を決めろ」とハッパをかけられ、練習量は2倍に増えたという。4~5月に行われた日本選手権では4分9秒7の東京五輪金メダルを超えるタイムをマークしていた。
今大会は6位に終わったが、瀬戸が標準を合わせるのは24年パリ五輪。ただ1位のレオンは瀬戸の自己ベストを約2秒ほど上回るタイムで優勝。さらに、まだ20歳と若く、五輪でのライバルになると予想される。「レオン選手がかなり速かった。帰ってから加藤コーチと泳ぎ込み1年目を頑張りたい」と話した。
21日には200メートル個人メドレーに出場する。「決勝でいい泳ぎができるようにしたい」と気を引き締めた。
本田は20日の200メートルバタフライに向けて「同い年が活躍して、自分は端っこ(のレーン)でこの泳ぎは非常に悔しい。悔しい思いをするのは1回で十分。借りを返して、笑顔で終われるようにしたい」と意気込みを語った。