大橋悠依 200個メ準決勝敗退「戦うモードになれていない」
「競泳・世界選手権」(18日、ブダペスト)
競泳の女子200メートル個人メドレー準決勝は大本里佳(ANA)が全体7位で通過したが、東京五輪覇者の大橋悠依(イトマン東進)は13位で敗退した。
2冠を果たした東京五輪からおよそ1年。女王として迎えた世界選手権の女子200メートル個人メドレーで26歳の大橋は準決勝敗退に終わり、失意を味わうことになった。「戦うようなモードに自分自身がなれていない」と声を震わせた。
五輪後、長く指導を受けた平井伯昌氏の下を離れ、プロとして新たな環境でスタートを切った。ただ、モチベーションの維持に苦しんでいるようで「何のために泳いでいるのかなと考えている自分がいる」と打ち明ける。
負担の大きい400メートル個人メドレーは今大会で最後とする可能性も示唆している。今後の主戦場となる200メートルは苦い船出となった。