山縣亮太、自身の日本記録9秒95の更新は「けがを乗り越えた先に」思い出の地で誓う
陸上男子100メートルで9秒95の日本記録を持つ山縣亮太(30)=セイコー=が25日、布勢スプリントが行われるヤマタスポーツパーク陸上競技場でトークショーを行った。
昨年日本記録を樹立した思い出の地で、約1時間のイベントを行った。会場には当時をイメージしたパネルが2枚用意されており、「どういうポーズをとっていいのか分からなかった感が出てますね」と照れ笑いした。
長年日本をけん引しており、16年リオ五輪では400メートルリレーで銀メダルを獲得。昨夏の東京五輪では日本選手団主将を務めた。今季は昨年10月に手術した右膝の完治を優先し、試合には出場していない。山縣は「けがを乗り越えた先に自己ベストで走る自分がいると思っている」と、再びの日本新を見据えている。
男子短距離では若手の活躍もあり、世界選手権(7月、米オレゴン州)での400メートルリレーのメンバーが様変わりする可能性もある。山縣は「メンバーが変わることは日本にとっていいこと。(復帰予定の)来年からライバルなので、刺激にしたい」と目を輝かせた。