AS混合デュエット・佐藤きょうだい銀獲得 あうんの呼吸光る 姉・友花「もっと誇らしく」

 「競泳・世界選手権」(25日、ブダペスト)

 アーティスティックスイミング(AS)の混合デュエット・チーム・フリールーティン(FR)決勝で姉の佐藤友花(20)と弟の陽太郎(17)=ともにジョイフルアスレティックク=が組んだペアが89・7333点で2位となり、テクニカルルーティン(TR)に続き銀メダルに輝いた。ASの日本は今大会7個のメダルを獲得。2007年大会の6個を上回る最多。競泳予選の女子400メートル個人メドレーは大橋悠依(26)=イトマン東進=が4分39秒52の全体6位、谷川亜華葉(19)=イトマン近大=が8位で決勝進出。男子400メートルメドレーリレーの日本(入江、武良、水沼、松元)は全体9位で決勝進出を逃した。

 ASの混合デュエットで初出場のペアがはつらつと舞った。テーマは「サムライ」。ドナウ川の中州にある会場で日本らしい世界観を表現。二つ目の銀メダルを手にした。表彰式で見えた景色は「すごくきらきらしていた」と陽太郎。きょうだいにとって忘れられない瞬間を胸に刻んだ。

 速いテンポの曲に乗って、2人の切れのある動きや脚技が映える振り付けを精いっぱいこなし、陽太郎は「暴れ狂う侍を演じ切れた」と誇った。目標の90点台にはわずかに届かなかったが、予選より得点を上積みした。

 友花が「言葉で伝えきれない部分が2人では合わせやすい」と自信を持つように、きょうだいならではのあうんの呼吸が光る。若者らしい勢いと同調性の高さ-。持ち味を存分に生かした。

 友花は「銀メダルを取ったデュエットなんだぞという気持ちを持って、もっと誇らしく演技ができるようにしたい」。さらなる高みを目指し、2人で歩む。

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