AS日本 チームFRは銅 中島ヘッドコーチ「急ピッチで強化していきたい」

 「競泳・世界選手権」(24日、ブダペスト)

 アーティスティックスイミング(AS)のチーム・フリールーティン(FR)決勝は、日本(藤井、比嘉、木島、佐藤友、鈴木、柳沢、安永、吉田萌)が93・1333点で3位となった。今大会のASで日本のメダルは過去最多に並ぶ6個目となった。

 世界との差を改めて突きつけられた。ASチームFR決勝で日本は不本意な内容だった予選から0・3666点伸ばして表彰台を確保したものの、今回も強豪の牙城を崩すことはできなかった。

 選手たちがチェスの駒のように縦横へ移動するなど、ユニークな演目。選手同士が接触するミスもあった予選から立て直し、決勝は落ち着いて泳いだ。安永は「今までと違った日本チームというのを世界に見せることができたかと思う」と手応えを口にした。

 とはいえ、中国とウクライナは日本以上に得点を上積みした。中島貴子ヘッドコーチは技の正確性や完遂度などで劣っていることを認め「このままでは五輪のメダルは確実ではない。とにかく急ピッチで強化していきたい」と危機感を口にした。パリ五輪まで約2年。真価を問われる戦いは続く。

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