AS2冠・乾友紀子 現役続行前向き「来年の福岡の世界水泳に」
水泳の世界選手権(ブダペスト)に出場したアーティスティックスイミング(AS)の日本代表が27日、成田空港に帰国した。ASで日本勢初の2冠に輝いた乾友紀子(31)=井村ク、写真=は「金メダルを見ていただけてうれしい」と喜び、「来年の福岡の世界水泳に出たくて競技を続けてきた」と、現役続行に前向きな方針を示した。
銀メダル2つを獲得した姉の佐藤友花と弟の陽太郎(ともにジョイフルアスレティックク)のペアも「こんなに囲まれることは一度もなかった」(友花)「持てる力を全て出し切れた」(陽太郎)と感慨深げ。チームで3つのメダルを獲得した14歳の比嘉もえ(AS広島)は「すごくうれしい」と笑顔だった。
競泳陣もこの日、羽田空港に帰国。男子200メートル個人メドレー銅メダルの瀬戸大也(28)=TEAM DAIYA=は「パリ(五輪)では世界記録で金を獲れるように泳ぎ込みたい」。同100メートルバタフライで史上初の銀メダルに輝いた水沼尚輝(新潟医福大職)が「今まで取り組んできたことは正しかった」と実感を込め、同200メートル平泳ぎ銀メダルの花車優(キッコーマン)も「世界で戦える自信になった」と語った。