競歩・山西利和 世陸連覇へ自信「出し切れれば手が届く」
陸上の世界選手権(7月、米オレゴン州)に出場する競歩の日本代表が29日、北海道千歳市内で合宿を公開した。男子20キロの東京五輪銅メダリストで、世界選手権2連覇を狙う山西利和(26)=愛知製鋼=は「8割ぐらい仕上がってきている」と自信をのぞかせた。
再び世界の頂点を目指す。東京五輪は金メダル候補でありながら銅メダルに終わった。五輪後は「今まで自分を縁取っていた枠を変えていかないと立ち行かなくなる」と、甘かった自分への意識改革を決意。世界選手権へ、細かい修正を行って仕上げてきた。
「準備をきちっと出し切れれば手が届くんじゃないかな」と2度目の頂点を見据えた。24年パリ五輪へ弾みをつける大会にする。