大栄翔 大関とり足固めへ 尚弥から刺激 重圧の中3団体統一の“仕事ぶり”に感嘆
「大相撲名古屋場所」(10日初日、ドルフィンズアリーナ)
関脇大栄翔(28)=追手風=が6日、埼玉県草加市の部屋での稽古後、電話取材に応じた。この日は遠藤、翔猿ら関取衆と約15番の申し合い。「よい稽古ができていると思う」と手応えを口にした。
小結で11勝した夏場所後は、好きなボクシングや格闘技の中継を観戦してリフレッシュ。中でも、ボクシング世界王者・井上尚弥の3団体統一を果たした一戦に衝撃を受けた。「日本中が期待していて、いろんなプレッシャーもある中で、ああいう100%のパフォーマンスができるのはすごい」と感嘆。「自分も頑張ろうと思いました」と、モチベーションアップにつなげている。
名古屋場所は大関とりの足固めを狙う場所となる。「もちろん上を目指してやっている」としつつ「まだ1場所2桁勝っただけ。いつも通りの場所にしようと考えている」と冷静。「誰とやろうが変わらない気持ちでやりたい。2桁以上を目指して頑張りたい」と気合を入れた。