田沢廉、世界陸上は大八木監督の「男だろ!」ゲキで積極レースへ 「『もう一踏ん張り』と思う」
陸上の世界選手権(15日開幕、米オレゴン州ユージン)の日本代表が11日、成田空港からの出発前に報道陣の取材に応じた。男子1万メートル代表の田沢廉(21)=駒大=は、「せっかく得たチャンス。積極的な走りで入賞を目指して頑張りたい」と意気込んだ。
今年5月の、1万メートル日本選手権での即時内定を逃しており、内定が日本陸連から発表されたのは7月1日。駒大の大八木弘明監督からは「良かったな」と声をかけられた。「『ただ行くだけじゃなくて結果(も残してほしい)』と言われている。自分も結果を出しにいこうと思っている」と目を輝かせた。
大八木監督と言えば「男だろ!」のゲキが有名。世界選手権でのゲキに、田沢は「期待はしていない。熱くなったら勝手に言うと思う」と笑ったが、「『もう一踏ん張り』と思う」と、後押しを受けることも間違いない。
初のユージンでのレースに向け、「消極的な走りをしてると、収穫を得るレースにならない。積極的なレースを意識したい」と気合を入れた。“熱烈応援”も武器に、実りのあるレースにする。