山西利和が日本初世陸2連覇「薄氷も勝てて良かった」池田が五輪に続き銀で日本勢ワンツー
「陸上・世界選手権」(15日、ユージン)
男子20キロ競歩が行われ、東京五輪銅メダリストの山西利和(26)=愛知製鋼=が、1時間19分8秒で19年ドーハ大会に続いて、2連覇を達成した。東京五輪銀メダリストの池田向希(24)=旭化成=が1時間19分14秒で銀メダル。この日開幕した世界陸上、初日から日本勢がワンツーフィニッシュを決めた。世界陸上での日本選手の2連覇は史上初。
“京大出身”の頭脳派ウォーカーが2連覇を達成した。残り5キロで4人に絞られた優勝争いは、残り3キロを切って、山西、池田のマッチレースに。山西は残り1キロで池田を突き放すと、そのまま“独歩”して、ゴールテープを切った。
レース後、山西は「暑くて、ライバルもタフで、どうしようかと思った。薄氷でしたけど、勝ててよかったです。東京五輪では負けた選手なので、何とかリベンジしたい思いだった。1つ1つの国際大会で勝ちきることをターゲットに日々を過ごしていきたい」と、充実した表情で振り返った。