三浦龍司は予選落ち、8分21秒80で予選2組5着「伸び足らず」タイム順0秒74及ばず
「陸上・世界選手権」(15日、ユージン)
男子3000メートル障害予選が行われ、昨年の東京五輪で7位入賞した三浦龍司(20)=順大=が2組に出場し、8分21秒80の同組5着に終わり、19日の決勝へはすすめなかった。各組3着までが順位で決勝に進出、残る6人はタイム順だったが、三浦は7番目でわずか0秒74差届かなかった。
前回ドーハ大会金メダルのキプルト(ケニア)、東京五輪銀メダルのギルマ(エチオピア)ら強豪がそろう組で、終盤のスパートに必死に食らいついた。レース後には「少しは勝負ができた。積極的に(レースを)できたと思う」と振り返ったが「後半の伸びが足りなかった」とも話した。
昨年は日本記録を3度更新。東京五輪では予選で現日本記録の8分9秒92をマークして日本人として初入賞するなど、注目度の低かったこの種目へ光を当てた。
今年は6月の日本選手権を8分14秒47の大会新で制し、世界最高峰のダイヤモンドリーグでは3000メートルで自己新の7分47秒98をマーク(10位)するなど、初の世界選手権へ向けて好調を維持してきた。