田中希実 女子1500メートル日本勢初の準決勝進出 タイム順で突破「歴史作れた」

 「陸上・世界選手権」(15日、ユージン)

 開幕し、女子1500メートル予選の田中希実(豊田自動織機)が準決勝に駒を進めた。

 未知の領域へ、まず一歩を刻んだ。中長距離3種目に出場する田中が女子1500メートル予選で今季自己最高の4分5秒30で2組7着。6着以内の着順には入らなかったが、タイムに救われて同種目で日本勢初の準決勝に進み、「新しく歴史をつくれた」と胸を張った。

 果敢に攻めた。スタートで先頭に立ち、五輪2連覇のキピエゴン(ケニア)らを相手に粘った。しかし、終盤のデッドヒートで順位を落として最終組の結果を待つ形になった。

 「レースを終えるまではすごく怖かった。準決勝に残れて、やっと自分の中では始まった」。今大会は800、1500、5000メートルに出場する。個人3種目は日本人初の挑戦で、10日間で最大8レースの可能性がある。

 この日は東京五輪で日本人初の8位入賞を果たした日本記録を持つ種目。世界の壁を改めて知った1レース目を終えて「残れてありがたいという気持ちをぶつけたい」と翌日の準決勝を見据えた。

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