田中希実が1500メートルで準決勝敗退、接触転倒に巻き込まれラストスパートならず
「陸上・世界選手権」(16日、ユージン)
女子1500メートル準決勝が行われ、昨年の東京五輪で8位入賞した日本記録保持者の田中希実(22)=豊田自動織機=は、2組に登場。4分5秒79で同組6着に終わり、日本勢初となる決勝進出はならなかった。
田中は終盤に6、7位に付け、5着以内の着順で決勝進出を狙ったが、ラスト100メートル付近で転倒した他選手と接触。右側へコースをよけるアクシデントがあった。レース後には「途中で着順狙いになり、接触があった。集中してレースを進めることはできたが、ラストの位置取りに(接触が)関係して、思ったところでスパートをかけることができなかったのが残念」と振り返った。
今大会は800、1500、5000メートルに出場する。個人3種目は日本人初の挑戦。田中は「5000メートルにも生きるような取り組みをしてきたので、1500メートルの分も絶対に決勝に残りたいという思いを強くした」と話した。