世界陸上女子マラソン 松田猛追も9位 コロナ禍で唯一出場 日本勢2大会連続入賞ならず
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「陸上・世界選手権」(18日、ユージン)
女子マラソンは日本勢唯一の出場となった松田瑞生(27)=ダイハツ=が9位だった。20キロ過ぎから8位集団を猛追。12位で走っていた30キロ付近からぐんぐん順位を上げ、35キロ付近で10位、36キロ過ぎに9位に浮上。最後まで追い上げたが、入賞はならなかった。ゲブレシラシエ(エチオピア)が優勝した。
大阪出身の松田は2020年の大阪国際女子マラソンで2時間21分47秒の好記録を出して優勝。東京五輪代表の有力候補になったが惜しくも落選した。
今年1月の大阪国際女子マラソンで大会記録を更新し、日本歴代5位となる2時間20分52秒をマークして大会3度目の優勝。世界陸上マラソンの初代表入りを果たした。世界陸上の出場は2017年の1万メートル以来。
女子マラソンは前回ドーハ大会で谷本観月(天満屋)が2時間39分09秒で7位入賞。日本勢2大会連続の入賞を逃した。
日本は新型コロナウイルス感染者が相次ぎ、東京五輪8位の一山麻緒(資生堂)と新谷仁美(積水化学)は陽性が判明し欠場した。