日本陸連は１９日、米オレゴン州で開催中の世界選手権で２００メートルと４００メートルリレー代表の小池祐貴（住友電工）、１１０メートル障害代表の泉谷駿介（住友電工）、４００メートル障害代表の岸本鷹幸（富士通）、黒木純コーチの４人が新型コロナウイルスの検査で陽性と判断されたと発表した。日本選手団で新型コロナウイルス感染者は計１５人に拡大。小池は同日の２００メートル予選を欠場した。

　小池、岸本と黒木には発熱などの症状があり、泉谷は帰国のために検査を受けた。４人は日本選手団ドクターと大会主催者の指示に従い、選手団との隔離のため５日間（検査日を０日として翌日から５日間）の安静治療を行う。現時点で体調に大きな変化はなく、医師の指示の元で経過観察を行っているという。

　日本選手団で新型コロナウイルス感染が広がっており、これで感染者は計１５人。選手ではこれまでに男子マラソン代表の鈴木健吾（富士通）、女子マラソン代表の一山麻緒（資生堂）と新谷仁美（積水化学）が検査を陽性となり試合を欠場しており、深刻な影響が広がっている。