田中希実が800Mで準決勝進出逃す「ラストで全然動きが違った」世界陸上4レース目

 力走する田中希実(左端)=代表撮影
 力走する田中希実(奥)=代表撮影
 ゴールした田中希実(代表撮影)
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 「陸上・世界選手権」(21日、ユージン)

 女子800メートル予選が行われ、今大会異例の3種目に挑戦する田中希実(22)=豊田自動織機=が2分3秒56で6組7着となり、22日の準決勝に進出を逃した。

 序盤は最後尾につけ、前の様子を窺った。残り1周で前の集団に追いついたが、最後に順位を上げられなかった。「みなさんがためを作っている時に追いつくことはできた。800Mの中でそもそも追いつけるかどうかのスピードしかないんですけど、一瞬でも歩調を合わせることはできた」とうなずいたが、「ラストで全然動きが違った。そこは今後の課題。タイムも中途半端だった」と振り返った。

 今大会は異例の超ハードスケジュールをこなす。田中は1500メートルで準々決勝敗退に終わったが、5000メートルで23日の決勝に進出。今回の800メートル予選は4レース目だった。最後のレースへ、「3種目というのも、挑戦したことが自分にとって良かったと思えるような終わり方がしたい」と意気込んだ。

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