競歩世界2連覇の山西利和、23年世陸、24年パリ五輪も王道闊歩宣言「今回以上のレースできれば」

 世界選手権を連覇して帰国した山西
 世界選手権2連覇を果たし、帰国した山西利和
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 陸上の世界選手権(米オレゴン州ユージン)の男子20キロ競歩で2大会連続の金メダルを獲得した山西利和(26)=愛知製鋼=が22日、成田空港に帰国した。「連覇を達成できて、すごくホッとしている」と喜びを語った。

 2連覇をかけて挑んだレースでは、東京五輪銀メダルの池田向希(24)=旭化成=と最後まで争い、7秒差でワンツーフィニッシュ。昨夏の東京五輪では銅メダルに終わった悔しさもあっただけに、「負けたことで得られたものもたくさんある。勝つことが一番大切で、そこに改めてこだわる思いを感じさせてもらえた」と成長を感じた大会だった。

“真の世界チャンピオン”へは、「まだ途上」と慢心はない。「来年、再来年とああいう勝ち方を重ねていくことがつながる。来年の世界選手権と、(24年)パリ(五輪)で今回やった以上のレースができれば」と、さらなる高みを見据えた。

 この日、山西は世界陸連のアスリート委員に決まった。「これから色んなことをやっていかないといけない。頑張ります」。競技の枠を超えた活躍で、陸上界に貢献する。

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