世界陸上 男子400Mリレー バトンミスで失格 3大会連続のメダル目指すも予選敗退

 第2走者の鈴木涼太(左)へバトンを渡す坂井隆一郎(代表撮影)
 予選を終えた(左から)上山紘輝、柳田大輝、鈴木涼太、坂井隆一郎(代表撮影)
 第3走者の上山紘輝(中央右)にバトンを渡す鈴木涼太=ユージン(共同)
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 「陸上・世界選手権」(22日、ユージン)

 男子400メートルリレー予選が行われ、3大会連続のメダル獲得を狙った日本は4着でゴールしたが、後にバトンミスで失格となり、23日の決勝進出を逃した。1走はスタートが得意な坂井隆一郎(24)=大阪ガス=、2走を鈴木涼太(23)=スズキ、3走は上山紘輝(23)=住友電工、4走を柳田大輝(18)=東洋大=が務めた。

 1走の坂井がスタートで飛び出すと、2走、3走で粘り、最後はアンカー柳田が3位争いを繰り広げたが、バトンがつながっていなかった。

 2走の鈴木は「2、3の所のバトンがうまくいかなかった。こういう舞台でしっかりやるのは難しいなと改めて思いました」と悔しそうに話した。3走の上山も「しっかり決勝に残って勝負する、メダルを狙ってた所で、2、3の所でバトンミスしてこういう結果になってすごく悔しい。もっと自分の力をあげて勝負していかないといけない」と苦い表情だった。

 1走の坂井は「スタート自体は切れて良かったんですけど。後半、内のレーンの選手を意識してしまって、若干外にふられてしまったので、バトンが練習よりも離れてしまった。鈴木くんにはスピードを落としてしまった感じになった」と振り返った。アンカーの柳田は「正直悔しい気持ちで一杯。もっと力をつけてまた戻ってきたい」と誓った。

 日本は金メダルを目指した昨夏の東京五輪で、バトンミスでまさかの途中棄権。屈辱から1年、東京五輪からメンバーが大きく入れ替わった“新リレー侍”が世界に挑んだ。新型コロナウイルス検査で陽性になった小池祐貴(住友電工)とサニブラウン・ハキーム(タンブルウィードTC)は予選のメンバーには入らなかった。

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